【ガット弦】エンリコ・オノフリ:ナチュラルかヴァーニッシュか
昨日(2011/10/30)オノフリさんのコンサートに行ってきました。石橋メモリアルホールが満員(一席もあいていない)の盛況。チパンゴ・コンソートの皆さんも含めて素敵な演奏で、楽しめる一夜。アンコールも4曲だったかな?(実は、僕はあのクラシックコンサート特有の拍手責め、アンコール聞かせろコールが大嫌いなのですが ^^;)
ご存じのように、オノフリさんはTORO社のガット弦をお使いです。で、演奏を聴いていて気になったのが、これはナチュラル弦?ヴァーニッシュ弦?もちろん大きなホールでコンソートをバックにされる演奏がどちらかを聞き分けるのは難しいと思いますが、どうも気になったのです。で、休憩時間にCDを買って、サイン会でご挨拶がてら聞いてみました。例のごとく長蛇の列なので、長時間話すのは無理でしょうから2~3言ですませる作戦
まずは、
「TOROのピエトロ、ベニアミーノ兄弟からご挨拶」、最初はきょとんとしていましたが、意味がわかると「おおお、そうかぁ」と破顔一笑
「一つだけテクニカルな質問。お使いの弦はナチュラルですか、ヴァーニッシュですか」と聞くとさすがに質問の意図はすぐにわかったようで、
「ここではヴァーニッシュ。湿気が高いからね」とのこと。後ろにならんでいる人たちに申し訳ないので、それ以上は会話しませんでしたが、この回答の裏を想像すると、イタリアでの勝負どころではナチュラル弦をお使いで、状況によって使い分けている、ということではないでしょうか。
TORO社の話では、生産の大半はヴァーニッシュ弦なのだそうです。どうも日本は湿気が高いにもかかわらずナチュラル弦をお使いくださる方がヨーロッパに比べても増えてきているように思えます。それだけ、音に敏感な国民性なのでしょうね
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