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ヒストリカルロジン(松脂)

2011/07/11

おかげさまでメロスの松脂はご好評をいただいています。特にこういった暑くて湿気の多い季節など、各楽器の大きさにあわせて3種類の固さのモデルがあるメロスは調整がしやすいですね

一方で、メロスの正反対。楽器の大きさも関係なく、ともかく1種類で全ての楽器(と環境条件)をカバーする松脂がありました。いつもお世話になっているアーティストの方から、こういう面白い松脂があるよ、と教えていただいたものです。その名も「ヒストリカルロジン」Colofonia Galeazzi MODO III (ガレアッツィ氏の第三処方による松脂)。1817年に書かれた本による歴史的な処方に忠実にしたがって、イタリアのダリオ・ルイジ(Dario Luisi)さんという方が作った松脂です
HistoricalRosin22.jpg HistoricalRosin12.jpg
彼のホームページの資料によると、トスカナ地方のルッカの町のオペラ座には、オケピットの入り口に大きな松脂の固まりが置いてあり、演奏者は皆、ピットの入り口の松脂を弓につけて入るのだそうです。なんとなくほほえましいですね^^

メロスで充分満足はしているのですが、アーティストの方が良いとおっしゃるものはぜひ確認したいと思ってだいぶ前に注文してあり、やっと届きました。(テスト用の少数)
感じとしては、メロスより少しガット特有の雑音のようなものが押さえられる?松脂の粉が少なめのようです
ルイジさんの説明では、「松脂は少なめにつけてください。また、演奏の前でなく演奏した後につけるとよい。毛があたたかいうちのほうが松脂がしっかりと毛について余分なほこりになりにくいから」とのことでした

値段を計算してみると安くはないですね。弊社の試算で4,200円ぐらいにはなりそうです。(比較:メロスのスタンダードサイズで売価2,600円。ミニサイズで1,500円)

今回、これをメールマガジン購読者の方対象にモニター販売いたします。数量限定、感想のフィードバックをいただけるという条件で3,000円でお譲りします。その結果として好評であれば、あらためて数量をまとめて仕入れるようにいたします。(そうなったとしてもメロスとは併売にするつもり)
松脂を試していただくには、季節的には決してよくはないのですが、反対にこういう季節でも使える松脂である可能性もあります
音楽はみんな一律では面白くない。楽器も同様。松脂もいろんな良い物をお試しいただけたらうれしいですね

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