古楽器輸入販売・ムジカアンティカ湘南|チェンバロ、クラビコード、TOROガット弦、バロック弦楽器、バロック弓、19世紀ギター、バロックトランペットなど各種取扱

フレットガットをギターなどの楽弦として使う場合

2010/06/18

時折フレットガットをまとめて御注文いただくことがあります
もちろん、ガンバやリュートなどのフレットとしてのご使用が本来の用途なのですが、中には19世紀ギターなどの楽弦(演奏用の弦)としてお使いいただくケースもあるようです

フレットガットはオックス(牛)素材の、TORO社としてはとてもグレードの低い材料(言葉は悪いですが、楽弦としては使えないクズの素材)を使って価格を低く抑えてあります
結果として使ってある繊維の長さはばらついており、音色や特に耐久性の面で本来の楽弦としてつくられた弦には劣ります。もちろんそれを民族楽器などの楽弦としてお試しいただくこともできますが、できれば本来の楽器用として作られた高品質の弦をお使いいただければと思っています

●オックスとシープの違い
オックス(牛)とシープ(羊)では音色が違います。一般的にヴァイオリン、ガンバなどの擦弦楽器にはシープのほうが良い音だと思ってはおりますので、弊社扱いの通常の楽弦はすべてシープ素材にしてありますが、あくまでも好みや音楽性の問題とも言えます。ギターなどの撥弦楽器にはオックス素材で、更に耐久性をあげるために3xヴァーニッシュというのも選択肢として良いかと思います
また、値段的には以前はオックスの方が格段に値段が安かったのですが、原産国の税法上の取り扱いが変わったりなどして、現在では以前に比べると価格差はなくなってきています。(若干オックスの方が安い程度)

●特注弦について
他の項でもご報告していますが、弊社では通常扱いの仕様以外の弦も、お値段的には同等で特注弦として承っています。TORO社で扱える範囲ということにはなりますが、たいがいの太さ、長さ、作り方などの特注に対応いたしますのでご相談ください。ギター用の弦も特注のご相談いただくことが増えています。ナイロン弦に比べればかなり割高にはなりますが、独特の豊かで上品な音色などご好評いただいています。どうぞご検討ください

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

コメントする

コメントしてください

サイン・インを確認しました。 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

よくあるご質問