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古城-5:お城での食事

2007/10/13

ラポッテンシュタイン城-5 城での食事

古楽器ワークショップのために滞在中のお城での食事は三食オーストリア飯。
お城の門を出たすぐ外にある軽食堂。食事のたびにお城のある丘のふもとにある村から運んでくるようです。食堂の中は狭くて6人がけテーブルが二つあるくらいなので、朝食(簡単なものです。ハムとチーズ以外はパン、ジュース、コーヒー。)のときだけこちら。昼食と夕食は外のテントのテーブルとベンチ。
これが昔のお城の食事だったわけはありませんが、意外とにたようなものだったかもしれませんね^^
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このソーセージ状のものはナントカ・ヴュルステル。ソーセージにチーズを挟み込んでベーコンでまいて焼いてあるというちょっと凝ったもの。ベーコンがカリカリで割りと美味しかったですよ。
お昼と夜はシュニッツェルが出たり、茹で肉が出たり、パスタ系だったり、場合によっては2種類から選択もできます。


ときどきデザートもついてきます。メインの食事がデザート類だったりすることもあって、ちょっととまどいますね。
細長く見えるのはパラチンケン。これがフランスに伝わってクレープになった?中に入る具によって主食になったりデザートになったり。真ん中はフルーツクリーム。フルーツを刻んでシロップ漬けにしたもののうえに軽いクリームが盛ってあります。その上にホイップクリームが盛り付けてあるので「僕はホイップクリームなしで」と言ったら横にいたおばさんが「あ、じゃそれ私のにちょうだい」ということで一つはなし、もう一つはダブルのクリームです。


左の写真は、パンのカスタードクリームかけ。これ一皿が夕食でした。パンは腰があってキメがあらい、ブリオシュをイタリアパン風にしたようなもの。なかなかおいしかった。飲み物もいろいろな種類があって、お昼でも半分近くの人がアルコールの入ったものを飲んでいたように思います。「ゲシュプリッツト」というのがあって、ソーダ割り。「ヴァイスヴァイン・ゲシュプリッツト」「ロートヴァイン・ゲシュプリッツト」「ヨハネスベァ・ゲシュプリッツト」「モスト・ゲシュプリッツト」という風に使います。それぞれ、白ワイン、赤ワイン、ヨハネスベァ(すぐり?)ジュース、林檎酒のソーダ割りですね。この「モスト」というのはオーストリアの田舎の方で良く飲まれるもののようで、フランスのシードルやドイツのアプフェルヴァインと少し違って、発酵させた酵母の風味が残っています。ちょっと林檎ジュースから甘みを抜いて昔風の日本酒を想いださせる風味を加えたような感じでなかなかいけました。


ワークショップに特別参加していたピアノ技術者の方(ピアノ製作、調律)が最後のお昼にお手製のきのこシチューをみなに振舞ってくれました。ヨーロッパは各国で「きのこ採りが趣味」なんていう人もいたりして日本の山菜摘みのような感じですね。まわりは山だらけですから、休憩時間にちょっと出て行って摘んだりして貯めていたようです。一鍋はクリームシチュー風味。もう一鍋はサフラン風味。野生の花なども添えてなかなかしゃれっ気もあります。大きな団子を添えて食します。うまい!

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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