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マラン・マレ フェスティヴァル開催

2006/04/06

(旧記事のリフレッシュです)
ルイ14世の時代にヴェルサイユで活躍したヴィオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の名手であり作曲家、マラン・マレの生誕350年記念フェスティヴァルが5月27日(土)28日(日)の二日間、浜離宮朝日ホールで開催される。
内容は、二つの特別演奏会、ヴィオル愛好家によるマレの全組曲演奏を目指したマラソン演奏会、CD・楽譜・書籍の展示、販売。楽器・弓の展示、試奏。それに研究発表と盛りだくさん。

ここでは特別演奏会の内容を簡単にご紹介します:
♪)特別演奏会第一部:「マラン・マレの室内楽」 5月28日(日)14:00~
 桐山建志(バロック・ヴァイオリン) 菊池早苗(フラウト・トラヴェルソ) 品川聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 我孫子みかほ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 大塚直哉(チェンバロ) 市瀬陽子(バロック舞踏)

♪)特別演奏会第二部:「マラン・マレのヴィオル曲集」 5月28日(日)17:00~
 平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 中野哲也(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 金子浩(リュート) 上尾直毅(チェンバロ) 市瀬陽子(バロック舞踊) パトリス・ルロワ(語り)

♪)プレ・トークショー:「ヴェルサイユのマラン・マレ」 5月28日(日)13:00~
 山本亘(舞台俳優) 神戸愉樹美(ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者) 関根敏子(音楽学者)

お問い合わせは下記、マラン・マレ生誕350年記念フェスティヴァル実行委員会まで
 アレグロミュージック      ☎03-5216-2011
 古楽情報誌 アントレ編集部 ☎042-378-7603
     
(追記)
この企画の主要な推進メンバーのお一人であった有松清人さんの突然の訃報に接し謹んで弔意を表します
また、関係者の皆様のお悲しみにお悔やみ申し上げますとともに、ご遺志をついでのこの企画への成功にむけての一層のご努力に敬意を表します。   http://app.blog.livedoor.jp/hokuto77/tb.cgi/50377856




日本では、こんな興味深いものが開催されるんですね。メンバーもなかなか。日本の古楽を代表する人々ですね。日本でも古楽人気が高まっている感じがありますが、古楽は聞こえがすごく入りやすいので、本当に情熱渦巻く奥深くまでハマル人は、また別だという気がします。どんな楽しまれ方でも、かまわないんですが、やはり古楽は聞くより演奏するほうが、楽しみ度が高いような気もします。マレは、宮廷作曲家になってしまい、Saint Colombeとは対照的な道を行きましたが、やはりその音楽はすごいですね。私はLibre IIIとVが特に好きです。

そうですね、日本の古楽も瞬間的なブームではなくて落ち着いた基盤ができてきた時期なのかな、という気がします(新参者が偉そうなこと言えませんね。いろんなかたのお話やマーケット情報を総合すると、ですが。)
また、アジアのほかの国々はまだまだこれからですけれど、そういった地域の活動を日本から、楽器、音楽家の皆さんの派遣等含めてお手伝いできるといいなぁと思っています)
すでに古楽に深く入りこんだ方々は別として、BGMとしての古楽しか知らない方が非常に多いですよね。おっしゃるとおり、古楽はハンヅオン(自分の手に触れる)の楽しみが大きいような気がします(楽器屋としては「古楽器は」ととらえていますが)。私の立場でそういう方のお手伝いができるならこの仕事をしているやりがいがありますね。

宮廷作曲家としてのマレ。当時の音楽家としては望みうる最高の地位なんでしょうけれど、それはそれで軋轢や悩みは相当あったんじゃないでしょうかね。あの映画がどこまで実態を写していたのかは存じませんが、サラリーマンとしての経験(笑)からしても野にある人への羨望はわかる気がします。

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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