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山梨古楽コンクールで見たヴィオールたち

2006/04/24


4月22日、23日に行われた「古楽コンクール<山梨>2006」に併設開催された古楽器の展示会を見てきました。
今年は二年に一回の旋律楽器と唄を中心のコンクールなので、楽器もフルート、リコーダー、管楽器、それにヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)やリュートが展示されていました。
特にヴィオールは4人の製作家の方たちが展示。
神奈川から大塚さん、関西から平山さんと加藤さん、それにオーストリアからヒュットマンスベルガーさんです。 ヴィオール初心者の私でも、一台一台のキャラクター、製作者の方のテーストの違いがわかるものですね。どこまで絶対評価ができているかは別として、個人的に好きかどうかや印象ははっきりと違うものだということがわかりました。簡単にお話と、バスヴィオール(6弦)の場合のお値段をレポートします。

神奈川の大塚紀夫さんは、もともとヴァイオリン製作からヴィオール製作へ転向。「私は彫刻は得意ではないし、装飾にエネルギーを使うよりは楽器そのものをきちんと作りこみたい」とおっしゃるだけあって、一本一本しっかりと、それぞれのコンセプトを持って作っていらっしゃる印象です。(80万円)
兵庫からこられた平山照秋さんは「古弦楽器は何でも作れる」とおっしゃるだけあって、スピネット、リュート、ヴィオールと幅広い展示。これだけ多様な楽器を作る時間が大変だろうと思って伺ったら、超ハイスピードで作られるとのこと。しかも会場ではご自分で他の楽器の方たちとアンサンブルをしていらっしゃいました。才能のある人にはあるものなんですねぇ。。。(65万円)
同じく兵庫から来られた加藤征三さんは「私はセミプロですから、一本の楽器にプロの方の何倍もの時間をかけて作ります」とおっしゃっていました。自分の作った楽器がトップレベルの演奏家に評価してもらったことなど、本当にうれしそうにお話になっています。(50万円)
最後はオーストリアから参加のピーター・ヒュットマンスベルガーさん。長身のとても優しそうな目をした方でした。ヨーロッパで目にすることのできるオリジナルの楽器(博物館などに収蔵されていることが多い)をしっかりと研究して、楽器の物理的なサイズを忠実に再現するだけでなく、ローズ、ベルトラン、コリション、シュタイナーなど16~17世紀に活躍した「名工たちが楽器にこめた魂を再現したいのです」という言葉のとおり素晴らしいヴィオールです。今回は新作をご自分で持ち込まれたものと、4年前に注文制作された三沢さんの所有楽器を借り出しての2本の展示。欧米の多くのプロの方たちが使っている。CDでも楽器の製作者としてライナーノーツに名前が載る、というくらい評価の高い製作者のようです。現在注文しても1年半待ちとのこと。(諸経費別で約160万円)




Nomさん こんばんは
なんかこの楽器たちって何かを語りかけてくるみたいですね!
なんかちょっと恐いような(^^;
このところヴィオールの無伴奏チェロを聴いてます!
なんとも不思議な音色に魅了されています。
どこがいいのかわからないけど気持ちよいです♪

てびちさん
ご自宅で聞けるようになりました?
ぼくも出張の移動のときにiPodでずっと聞いてます。気持ちよすぎて寝てしまって乗り過ごしそうになったりして(^^;;

家では、まだ聴けてません(^^;
と。言っても!
帰ったらご飯を食べて寝るだけの生活を強いられてます。
もうちょいこのパターンが続きそうですが。
皆帰ったあとの事務所のパソコンで聴いてます!
外は、真っ暗!(田舎なので~!)
で!このヴィオールの音がなんとも心地よいのです(^^)

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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