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古楽器製作サマースクール-2 スクール概容

2006/07/31

話が前後しますが、このスクールの概容をご報告します。
●タイトル: Baukurse fuer historische Saiteninstumente
直訳すると「歴史的弦楽器製作コース」ですね。
●日程:今年はもう終わってしまいますが、7月下旬の2週間に毎年行われます。今年で9回目
     1週間で終わるコースと2週間がかりのコースがあります。
●会場:既報のように、ウィーンから車でかなり走った森の中にある古城です。
     このコース専用の会場に、受講者一人一人の作業台があります。
●コースの種類: 行われる楽器の種類は年によっても違うようです。バスガンバとテオルボは今年初めて
1.1週間コース:
 ①ゴシック・ライアー(ハーディーガーディーの初期のタイプ) ②ハルパ ③アイリッシュ・ブズキ(民族楽器ですね。8弦4コースの撥弦楽器) ⑤ルネッサンス・リュート ⑥バロック・リュート ⑦アルト・ガンバ ⑧ディスカント・ガンバ ⑨ルネッサンス・ギター ⑩ルネッサンス・フィドル
2.2週間コース:
 ①バスガンバ ②ドイツ式テオルボ
●料金; 1週間コースが1060~1260ユーロ。二週間コースが2210ユーロ。
 今はユーロが割高なので1週間コースで16万円前後。2週間コースで32万円強と安くはない感じがしますが、この料金には受講中のお城での宿泊と一日三食の食事が全て含まれます。(飲み物は別で個人別の清算。2週間コースの中間のお休みの日は別) 受講者12~14人ぐらいに対して講師陣は4人。工具は全てそろっていて、受講者は基本的に普通の旅行のつもりで来れば良い。私が受講したのはガンバの製作コースですが、日本で普通にガンバを買えば30万はかかってしまいます。プロの講師(普段は楽器製作専門学校で教えるかたわら実際に楽器を作って売っている)がついていますので、卒業時にはちゃんとそれなりの楽器の完成度になるように手伝ってくれるので、終了時にはそれなりの楽器がほぼ間違いなく手に入ります。
夏休みの1週間(または2週間)を古城で過ごして古楽器を手に入れる。素晴らしい環境とあわせてお勧めできる内容だと思います。
●日本人の参加について: 主催者のヌピ・イェンナーさんは「大歓迎」と言ってくれています。
言葉についてはドイツ語ができれば申し分ありませんが、英語でも対応してもらえます(私は英語で)。 参加者も含めて全員が英語可。(中にはたどたどしい人も居てご愛嬌)。
●時間帯、雰囲気:
かなり集中することが必要です。朝8時朝食。9時開講。1時昼食、6時半夕食をはさんで、夜の10時から11時ごろまで(私は一度1時ごろまで作業してしまいました)製作作業。当然、ノミや鉋を多用しての作業ですから、慣れない人にとっては結構きつい1週間かもしれません。でも夫婦で参加して一台の楽器を作業分担している人たちも居ました。作業の負荷としては半減される理屈ですから、夫婦、親子、友人同士など二人参加で一つの楽器を作るというのも良いかもしれません(料金は相談が必要ですが、基本的に対応は可能とのこと)。また、講師の人たちも親切で、基本的には参加者に作業は任されますが、苦労していたりクリティカルなポイントはてきぱきと手伝ってくれます。私もかなりの部分、お手伝いしてもらいました。
見たところレピーター(過去何回か参加したことがある)も多く、9年前にこのコースが始まったときから毎年参加しているというツワモノも居ました。私は木工作業の経験もほとんど無く、初参加で向こう見ずにも2週間コースに参加したので結構きついものがありました。
作業が終わった後は11時前後から三々五々とサロンのような場所に集まってビールやワインを飲んだりもしています。昼や夜の食事時にもワインのソーダ割りやビールは皆さん平気で飲んでいます。全体にとてもアットホームな雰囲気。もっとも、ドイツ語(オーストリア語)の早口のジョークでドッと笑われてもこちらはとり残されてしまいますが(^^;;
●肝心の参加申し込みですが、来年のコースの内容が確定するのはだいぶ先かと思います。半年前くらいでしょうか。技術的な責任者とマネージメントの責任者は別のようですので両方に相談する必要があります。もし興味を持たれるかたがいらっしゃいましたら、最初の確認、ご紹介は喜んでさせていただきますので、どうぞご遠慮なく私宛にご相談ください。




残暑お見舞いもうしあげます。はじめまして、

私はアルペジョーネというギター+チェロ

幻の複合楽器を復元し、研究しているものです。

このたび 古楽器のアルペジョーネArpeggione

製作のホームページを更新しました。

http://arpeggione.web.fc2.com/

どうぞご批評ください!

今後もどうぞよろしくお願い申上げます。

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杉並 バイオリン手造りの会

奥村治 Osamu Okumura

toho-jp@mua.biglobe.ne.jp

〒203-0054東京都東久留米市中央町1-1-3

携帯080-3404-8018

>奥村様
はじめまして。珍しい楽器をお作りなのですね。お邪魔してみますね。今後ともよろしくお願いいたします。

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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