String_Stringsの最近のブログ記事

先に下記ご報告しましたが、引き続き品不足が続いています
現在下記4品番の在庫がなくなりご迷惑をおかけしています

1.1e" 060
2.2a' 080
3.3d' 106
4.4g 銀巻074

イタリアからの荷物、今日とどくか、明日とどくかと首を長くして待っている状態です
ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞいましばらくお待ちください


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一部のヴァイオリン弦(現在2品番)の在庫がゼロになってしまいました
常々弦の在庫は切らさないようにしているつもりなのですが、ここ1~2ヶ月、ヴァイオリン関係のご愛用者の皆様が口コミで広めてくださっている影響で、通常よりもかなり早いペースでヴァイオリン弦のご注文をいただいています
そのために2008年8月4日現在で
 ●3d'106
 ●4g銀巻074
の2品番の在庫がゼロになっています
このHPのショッピングカートからご注文いただく場合にこの二品番は在庫ゼロで注文できないようになっていると思います
メーカーには少し前に発注をかけてあり、いま鋭意制作中でまもなく発送できるという確認をとってありますので、ご不自由をおかけいたしますが、いましばらくお待ちください
せっかくご注文しようとしてくださったみなさま、また宣伝してくださったみなさま、申し訳ありません
入荷しだいこのブログでご報告申し上げます
m(_ _)m

kasa.png

ヴァイオリン用に、対湿耐久性の高い3xヴァーニッシュ弦を季節限定でご用意しました
梅雨だけでなく暑い季節など、汗もかきやすくなりますね
TORO弦は1xヴァーニッシュを標準でお届けしているので、一般のヴァーニッシュの無い弦に比べるとはるかにながもちすると思います。3xヴァーニッシュにすると更に耐久性は高まります。特にこの季節、安心して弾くことのできる弦は頼りになります!
ふだんは3xヴァーニッシュ弦は別注で承っていますが、今回この季節のみ、ヴァイオリンの1e"060弦のみ数量限定でご用意いたしました。どうぞこの機会に3xV弦の耐久性をお試し下さい。数量限定ですので、売り切れ次第別注(1~2ヶ月お待ちいただく)となりますのでご承知ください

ヴァーニッシュの回数と耐久性の関係、音色の差などについては、さまざまなテストをしてくださっているお客様のレポートもこのホームページ内の掲示板でご報告いただいています。どうぞご参考にしてください⇒ 掲示板

ついに5弦ピッコロチェロ(チェロ・ピッコロ)を発注しました
今年のフランクフルト・メッセ(世界最大の楽器展示会)で、取引先のIESTA社が展示しているのを見て以来気になっていたのですが、ついに注文。それも2台も(汗)
おそらくお盆前後には皆様にご紹介できるかと思います
ということで、さて、弦をどうしましょう。。。
チェロ用は普通は4弦なので5弦なんて扱っていないし、有効弦長63cm
ということで、関連した話題は掲示板の方にトピックを作ってみます。ご興味の有る方はそちらへどうぞ

ちなみに、気になる予定価格は:
●スタンダードモデル 60万+ソフトケース別
●カスタムモデル 78万+ソフトケース別
ぐらいをイメージしています(まだ試算です。最終的には変更になる可能性があります)


日本だけでなく世界で活躍するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、平尾雅子さんの、レコード・アカデミー賞受賞記念リサイタルです

「マラン・マレの横顔」の標題に示されるとうり、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、作曲者として重要なマラン・マレ(1656-1728)のヴィオール曲集から名曲を選び、リュート(金子浩)、チェンバロ(芝崎久美子)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(頼田麗)ら第一線で活躍する名手たちを交えてヴェルサイユの寵児といわれたマレの音楽世界をよみがえらせてくれます
CDの中ですでに素晴らしかった名演奏をさらにライブでお楽しみください

チケットご購入は下記のショッピングカートでどうぞ
お支払い方法はオンライン総合決済を選んでいただくと、クレジットカードやコンビニ振込などがご利用いただけます
お問い合せ: 電話: 0467-40-4595, メール: info@coastaltrading.biz


【プログラム】(予告なく変更になることがあります。ご承知おきください)
Tombeau de Mr. Meliton  メリトン氏を偲んで
Le Labyrinthe 迷宮
Plainte 嘆き
La Minaudiere 作り笑い
La Polonaise ポロネーズ
Charivary シャリヴァリ


・月日:2008年 7月8日(火)
・時間: 開場 午後6時半  開演 午後7時
・会場: Hakuju Hall  アクセス⇒地図
東京メトロ千代田線 代々木公園駅
  小田急線 代々木八幡駅 徒歩5分

・一般前売:¥4,000- 
・一般当日:¥4,500- 是非事前にこちらで前売りを!!
・学生: ¥2,500- (当日学生証のご提示が必要です)

平尾 雅子 「マラン・マレの横顔」コンサートチケット
---- -- チケット枚数をご指定ください --




テールピースを留めるためのテールガットの取扱を始めました
モダンな楽器では金属や合成の材料が使われていますが、昔からのリアルのガットに変えると音がかわるといいます。比較的安価な牛のガットで、TOROのしっかりした技術で作りました

価格はなるべく抑えましたが、先日TORO社を訪問した折にも出ていたオックスガットの原材料の、生産国の政策値上げ(200%!!)のおかげで思ったほど格安にはできませんでしたm(_ _)m
それでも通常の楽器用シープガットよりは割安ですので、どうぞお試しください。


【仕様】
オックスガットを用いて伝統的な手法によって作られており、しなやかで耐久性に富みます。
長さはどれも120cm
太さはガットの端を結び合わせるための極細の0.4mmが一種類
バイオリン・ビオラ用、チェロ用、ベース用として各2.0mm、2.2mm、3.2mmをご用意しました。

プルダウンメニューでサイズと数量を指定してご注文ください。

テールガット ---- -- 数量をご指定ください



テールガット リスト
結索用 040 TG040 500円
バイオリン、ビオラ用 200 TG200 2,400円
チェロ用 220 TG220 2,800円
コントラバス用 320 TG320 3,800円

先日フランクフルトメッセで会った旧知の松脂メーカー社長とのお話で、「ガット弦に適した松脂を作れないか」という話になりました
試奏評価のご協力いただける方を募集いたします

詳細はこのHPの掲示板にご紹介してありますので、どうぞご参照ください

ss_Rosin.jpg

BIZZI社を尋ねたミラノから電車で4時間半。イタリアご自慢のユーロスター特急にゆられてローマ駅へ到着
ホームの一番端で、白い紙に「Mr.Nomura」と書いて頭上に掲げているのはTORO兄弟末弟のベニアミーノさん。お姉さんと二人でお出迎え
「ボンジョルノ!!」(<イタリア語の数少ない語彙です(^_^;))
ヨーロッパ風にハグ (日本ではちょっとはずかしかったりするw)
TORO兄弟は英語を話さないので、ローマ市内で先生をしているお姉さんのマリアさんがおつきあい下さるとのこと。恐縮
さて、そこから車にのって2時間。自動車道をローマから東へペスカラに向けてひた走ります。イタリア半島の背骨のようなアペニン山脈を横断。古代ローマの頃から、ローマからアドリア海側に出るための重要な交通路だったわけで、2000mを越える高峰がいくつもあるなかを塗って走っています
目当てのTORO社があるサッレ(Salle)の「村」は、あと30分走ると海、というぐらいアドリア海に近いのですが、周辺は国立公園。シンボルマークが狼というだけあって、野生の狼が生息しているそうです。狼のほうが用心深いので日常はなかなか見ないけれど、イノシシはたくさん居て、ほぼ毎日でくわす、と言っていました
サッレ自体は人口300人。なだらかな山間に点在する村の一つです

下の最初の写真の右のほうがサッレの町。その左方に小さく点のように見えるのがTOROの工場社屋です


次の記事へ⇒「TORO社訪問記-2 TORO兄弟」へ

1.ヴァーニッシュ
TORO社の特徴の一つとしてヴァーニッシュがあります。モダンの弦に比べて「切れやすい」という誤解のあるガット弦ですが、TORO社の勧めで日本市場には1xヴァーニッシュを基本にご紹介したおかげで、この誤解はとけつつあるように思います
TOROのヴァーニッシュとは何か?0回から3回までのヴァーニッシュをどうやってかけているのか、の疑問が解けました。ここでも話は単純、明快(笑)

① ヴァーニッシュの素材:アクリル系の塗料でした
彼らの経験では、これが一番しなやかさと弦の保護とを両立できるとの判断

② ヴァーニッシュの塗り方:弦を吊っておいてから、ヴァーニッシュをスポンジに含ませてス~ッと塗ります
それだけ(笑) 三回ヴァーニッシュのご注文があれば、それを三回繰り返すだけです(間に若干の乾燥時間はおきますが)


③ ヴァーニッシュによる厚みの差
若干の違いはありますが、ヴァーニッシュ一回あたりでほぼ0.005mm厚とのことでした。したがって3xヴァーニッシュの場合は弦そのものの太さにプラス0.015mmということですね

2.ベニス・キャトリン
これは残念ながら実際の製作作業は見られませんでしたが、通常の撚りあわせ器を使ってもとの弦の巻(右巻)に対して複数弦を逆(左巻)に撚りあわせてつくるとのことです
実際に使ってみると中低音域で単体の太い弦に比べてよりしなやかさがまします。目の前で掌の中でくしゃくしゃっと丸めてから延ばして、ほら、これでもちゃんとつかえるよ、と
実際にお使いになったプロの方のお話では「発音がよい、はっきりしている。最初高域の雑音が目立つ気かと思ったが使ってみると気にならない」とのコメントいただきました
中音域の弦でお悩みの場合や、極太の弦で巻線ではないものをお試しになりたい場合は選択肢として面白いと思います
TOROではご注文に応じてどんなゲージでもお請けいたしますので、ご相談ください

TORO社のピエトロ氏、ベニアミーノ氏と会話してわかったことは、TORO社の弦作りには「秘法」のようなものはない!ということでした
ごく当たり前のことをひたむきに守り続けて作っている。その結果がTOROの高品質を維持していると思います
いろいろなお話を聞いたのですが、要約すると下記のようになります
こういった事の積み上げがTORO弦のレスポンスの良さ、耐久性の高さにつながっているのだろうとイメージできました

 さぁ、はじめるぞ、とベニアミーノさん

1.原材料: 厳選した良質の原材料を使う
A,AB,Bなどのランクわけがあるらしいのですが、その中ではAランクのみ使用
 もとの供給業者の段階で新鮮な状態で洗浄してすぐに塩漬けにされたものを使う
 現状では産地はニュージーランドが主体。(シープガットの供給国は他にもあるが、ニュージーランドの現在の取引業者がベスト、との判断。一部で使われている中近東のものは材料管理が悪く、TOROとしては使えないとのこと)


2.材料の鮮度:加工された後もできるだけ鮮度を保ったまま製品化する
 供給業者から入荷した原材料を、その日に使う分だけを塩抜き。水に漬けてていねいに手作業で塩を抜いてしぼる。塩抜きしたあとの羊腸は、その日のうちに使い切る
 工場の温度はなるべく低く維持する、ということでお邪魔した日は外は雪が降っていましたが工場の中は暖房なし。イースター休暇で他の社員は作業をしていなかったせいもあるでしょうけど、普通なら暖房いれてしまうところでしょう。おかげで風邪をひきそうになってしまった

3.材料の選別と下処理:原材料のキズのあるものははね、余分な脂肪分はきれいに取り除く
 熟練を必要とする手作業。集中が必要。一本一本を手作業で選別。脂肪のヒゲのようなものはこの段階でひとつずつ丁寧に切り取っていく。これをおこたると、製品にしたあとでそこからほつれやすくなる
真ん中の写真がヒゲのように出た脂肪分を丁寧に一つずつ切り取っているところ。右の写真は厚みの違う材料を仕分けているところです


4.撚り掛け、乾燥
この材料を撚りをかけて乾燥させます。最終的にはこれを何本かよりあわせて一本の弦にします。この段階で、原糸の太さを区別して組み合わせ、その組み合わせで最終の完成品の弦の太さになるべく近づけます。こうすることによって、次のステップ、完成品の弦の太さを0.01mm単位であわせる際に、削り取る量を極小にでき原糸の繊維をできるだけ長いまま残すことになり、しなやかで強い弦ができます


5.最終の平滑化、太さあわせ
上記の工程で拗り合わせて作った弦はまだ表面が縄目状に少し凹凸が残っています。これを平坦にし、かつ0.01mmの単位で太さを調整するのは、TORO社で工夫した工具を使います。電動のローターと、マイクロメーターを組み合わせて0.01mm太さで仕上げ径を調整できます。特別に機械のカバーをはずして中のローターを見せてくれました


6.徹底した品質管理
 工場管理にはISO基準も採用されていました。下の写真の機械はテンションメーター。その横の壁に貼ってあるのがISOの基準書ですね。楽器用弦の世界でISOを気にする業界体質はまだありませんので、おそらく以前縫合手術用の糸を作っていたときに必要があって導入したのではないでしょうか。でも、そのおかげで工場内はとても整頓されて、作業基準も徹底しているという印象です。おかげで安定した高品質のガット弦が作られているのでしょう


次の記事へ⇒「TORO社訪問記-5 ヴァーニッシュ、ベニスキャトリン」へ

●サッレの村
このあたりには3千年ぐらい昔から羊飼いが住んでいました。当然、羊を使った皮革、羊毛などの産業も興ってきたことでしょう
サッレの村のガット弦つくりは16世紀にさかのぼります
19世紀には多くの家族がナポリやローマに移住してガット弦を作り続けます
その中から国外に移住して、今でも弦のメーカーとして知られるブランドがいくつもでてきています。世界中の弦メーカーの多くがこの小さな村に起源を持っているといえます

●TORO社の創業
先代のラッファエレ・トロさんが、ナポリで徒弟奉公として技術を習得し、その後故郷のサッレに戻って会社を興しました。徒弟奉公時代には気候の温暖な春から夏にかけてはサッレの村にもどって林業や牧畜をし、厳しい秋から冬にかけてはナポリで弦作りをしていたといいます
そのころは需要の多い手術用縫合糸やラケット用ガットも作りましたが、楽器用弦は本業としてしっかりと守り続け、その後多くの家族が縫合糸、ラケットガットの需要が減るにつれて廃業していった中で、ただ一社伝統を守り続けてきました

●現代のTORO社
1980年にピエトロさんが経営を引き継ぎ、弟のベニアミーノさんともども伝統を守りながら高品質のガット弦を作り続けて今に至っています。ご兄弟がイタリア語しか話さないこともあり、また「マーケティング」という発想をもたなかったこともあって「TORO」のブランドではこれまでほとんど知られていませんでした。フランスとベルギーで、この弦の優秀さを認めたディストリビューターがあって、イタリア国外ではその二ヶ国で別ブランドで売られてきていただけでした
ヨーロッパの中で、個人のお客様からご注文を受けることもあったようなのですが、言葉の不自由さとイタリア国外の音楽事情がわからないこともあって、世界のトップレベルの演奏家からの注文であっても、TORO社としては事情がわからずに普通に応対してきたようです
今回、ご縁があって日本でご紹介することになり、TORO社としても少しずつ自覚がでてきたようです。「英語も勉強しなければ」というウン十の手習い(笑)もはじめるそうです。ぜひ、日本の皆様に応援してほしいとのことですので、よろしくお願いいたします

次の記事へ⇒「TORO社訪問記-4 弦作りの基本姿勢と工程」へ

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