古楽器輸入販売・ムジカアンティカ湘南|チェンバロ、クラビコード、TOROガット弦、バロック弦楽器、バロック弓、19世紀ギター、バロックトランペットなど各種取扱

メイキング 「トロバドール」バージナル

2015/09/15

すでに完成、茅ヶ崎ショールームで試奏をお待ちしています!

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トロバドール完成間近!
豪華な外装の装飾がやっと終わって、最後の工程に入りました。ストリンギングも終わって左側のブリッジにピンのセット中。担当のレナさんは一番優秀な技術者だとのことです
小さなチェンバロ(バージナル)をズッカーマン社(以下Z社)のキットで自作するためのマニュアルを順次公開してまいります

【背景】
Z社はアメリカの東海岸に拠点を構える、ハープシコードとそのキット製作の大手メーカーです。1960年頃からハープシコードの完成品やキットを作り始め、Z社のキットを手始めにハープシコード製作者としてのキャリアを始めた製作者も多いようです

2015年4月にアメリカのズッカーマン社が多目的に使えるバージナルのキットを発売したというご報告をしました。http://www.coastaltrading.biz/2015/04/post-537.html
その後、実際にこのキットから組み立てるプロジェクトが二つ、並行してアメリカと日本で進行しています
このキットの組み立てマニュアルはもちろん英語で書かれているのですが、2015年9月現在、拙訳の作業進行中です
かなりボリュームがあるので、完訳までには時間がかかりそうですが、碩学エド・コティック博士(斯界で古典的とも言える名著 "The Harpsichord Owner's Guide" の著者)によるマニュアルそれ自体が楽器を好きな皆様にはとても面白いものだと思いますので途中からいくつかの部分に分けて公開していきたいと思います

キットを販売する立場(私)からすると「作るのは簡単ですよ!」と申し上げた方が売上にはつながるのでしょうが、プラモデルではないのですから実際にはそれなりの時間と努力が必要になります。事前にそのイメージを持っていただき、このマニュアルに従って着実に作業を進めていただければ、製作を楽しみ、一生楽しめる楽器をお作りいただくことができると思います

パート1まずこの章に目をお通しください。このキットを組み立てるということのおおよそのイメージを掴んでいただけると思います
トロバドール バージナル-1 準備.pdf この組み立てキットに含まれる部品リスト、キット以外に製作者が用意するべき工具や材料、組み立てにあたっての手順など

パート2:ケース(外装)オンラインビデオマニュアル:下のアドレスをブラウザーのアドレスバーにコピーしてご覧ください
トロバドール、ケースの組み立てビデオ→"https://www.youtube.com/watch?v=MevHVUfy--M"
英語の解説なので、和訳しました。事前に翻訳に目をとおしておいていただいてからビデオをご覧いただくとイメージしやすいかと思います
ビデオの解説の和訳→ トロバドールバージナル-2. ケースの組み立て.pdf

パート3:響板 以下鋭意和訳中です。できしだい公開してまいります
パート4:鍵盤
パート5:弦の張り込み、チューニング
パート6:ボイシング(爪の調整)

2KitsPackage-s.jpg PackageInsideUjpg-s.jpg BridgeOnDrawing-s-s.jpg
before stringing.jpg lid before stringing.jpg

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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