2014イタリア 食の愉しみ(2/2)
イタリア食事編の2.パドヴァ(~トレヴィソ)、ベニスです
1.パドヴァ~トレヴィソ
クレモナの楽器展示会(モンドムジカ)のあとは、弓作りのバルビエロさんの済むパドヴァと近郊のトレヴィソ(楽器作りのシメオニさんのお住まい)にお邪魔しました。お昼はトレヴィソで、「世界一うまいピザを食べよう!」というフランコさんのお進めで、トレヴィソ市庁舎前広場のテラスで昼食
写真左端はフランコ・シメオニさん、私、バルビエロさん、それにフランコさんといっしょに楽器をつくっているベニアミーノさん
イタリアの地方都市の広場には鳩がつきもののようですね。私たちの隣のテーブルにも鳩が乗ってきて食事に参加したそうにしていました
さて、フランコさん曰く「世界一おいしいピザだ」。うん、確かにとってもおいしかったですよ。
もっとも、こういうもので「世界一」を決めるのは難しそう。上に乗っているハムもチーズも近郊で作られたもののようですから、やはりとても自然においしい。こういうものを食べられるのは幸せです
フランコさんとベニアミーノくんがニヤニヤ笑いながら「ズッパイングレーゼ(英国風スープ)」を食べてみるか?
ピザを食べたあとにスープも変だなぁと思ったら、デザートなんですね。昔イギリスの貴族と仲良くなったイタリアの貴族が頻繁に遊びに行って、これはおいしい、というので持ち帰ったという料理(昔からイギリス人はイタリア好きで、この地方にたくさん住んでいたイギリス人たちがよく食べていたお菓子、という説もあり)
上の写真が最初に出てきた状態。丸いボールの上にクリームソースがどろっとかかっている感じ。「まぁ、割ってみろ」と言われてスプーンを入れたのが下の状態。柔らかいスポンジケーキの地に、たぶんシロップとリキュールを混ぜたものをたっぷりしませてある。赤いのはグレナデンシロップのせいでしょうか。そこにカスタードクリームとホイップクリームを混ぜたようなクリームソースがたっぷりかかってます。甘い。きらいじゃないけど、まるまる一個はなかなかのインパクト。苦めの珈琲とはよくあいます
2.ベニス
イタリアには何度も来たけれど、ベニスは初めて。バルビエロさんの工房があるパドヴァからは車で30分ぐらいかな。ベニスまで車で送ってくれました
ベニス訪問記は別記事にするつもりなので、とりあえずはベニスで食べたもののご紹介
ベニスの料理といえば、アドリア海、近海でとれた魚料理が出てきます
最初の夜、バス停(船着き場)近くの小さなレストランで食べたのは、おきまりのミネストローネ(野菜スープ 写真上左)とペッシェ アラ グリリア(要は焼き魚プレートですね 写真上右)。おいしい白ワインでいただきました
ベニスでは二日間あったのですが、ほとんど街中を歩き回って終わりました。初日にバルビエロさんのお兄さんが街中でおつとめなので、お昼をよく食べるというバカーロ(レストランよりずっと気楽に飲み食いできる、立ち飲みカウンター併設の小料理屋という感じ)を紹介してもらい
前菜の盛り合わせ(下左)とベニスの名物でもある鱈のカルパッチョでお昼。前菜は日本人ならこれ一皿でも充分という感じ(写真では二皿にとりわけてます)
このバカーロでは偶然も手伝って、結局3回食事をしました。最後はせっかくなら名物をと思って近海で採れたタコのぶつ切りでできたインサラタ ディ ポルポ(上左の写真)。おいしかったけど、例によってボリュームがあります。打ち上げはイカスミのスパゲティ(上右)。日本で何度も食べたことがあるけど、特に感心はしなかった。けれどさすがにベニスのはおいしい。麺がおいしいこともあるし、ソースもとても自然な味で、また食べたいと思います
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タグ: ベニス ヴェニス ヴェネチア
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