【本】十八世紀パリ生活誌（上・下）

音楽は人々の生活と密着しているという観点からすると、バロック音楽を楽しむのに当時の生活の知識があることはきっとプラスになります。この本は直接的には音楽とかかわりはありませんが、18世紀パリの市民生活のさまざまな側面をときにシニカルに、ときにユーモアを交えて描写してあり、音楽と切り離して読んでもとても楽しんでいただけるのではないでしょうか。バロック音楽に終止符を打ったフランスの市民革命前夜、パリに住む人たちのさまざまな側面が中流ブルジョワの視点から生き生きと描写されています
編訳者がつけられた注釈も細部にわたっており、本文を読むだけでなくこちらもぜひ参照されることをお奨めします
残念なことに新版では入手できないようですが、下記のように中古はでまわっています。とてもよい本だと思うので、早く再版されるといいのですが


●書名：十八世紀パリ生活誌　タブロー・ド・パリ（上・下）
●著者：　ルイ・セバスチャン・メルシェ(1740-1814)
　翻訳：　原　宏
●出版社：岩波文庫
●体裁：文庫版、４５６頁＋３８６頁
●価格：２０１１年1月現在新品は入手できないようです。下記で中古品は割安で出ていました
●発行：1989年6月
●ISBN-13: 978-4003345511

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十八世紀パリ生活誌―タブロー・ド・パリ〈上〉 (岩波文庫)
十八世紀パリ生活誌―タブロード・パリ〈下〉 (岩波文庫)


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