古楽器輸入販売・ムジカアンティカ湘南|チェンバロ、クラビコード、TOROガット弦、バロック弦楽器、バロック弓、19世紀ギター、バロックトランペットなど各種取扱

ガット弦が切れやすくありませんか?

2008/02/10

お使いのガット弦が、ナット(上駒)やブリッジ(下駒)で切れがちな場合は、弦溝の仕上げをチェックしましょう
信頼できる技術者が近くに居る場合はぜひ相談してください。どうしてもお近くに気楽に相談できる相手がいない場合は、やむを得ず自分で調整することになります
その場合は、細い弦溝をできるだけスムーズに仕上げるために、極細のやすり、それも目の細かいものがほしいのですが、一般の工具屋さんではまず取り扱っていません
そういう方のために、超極細(0.6mm)で、しかも2種のヤスリ目(中目と油目)のものを見つけて取り扱うようにいたしました
(より太い弦に使うための1mm前後からのやすりは、一般の工具店などでも安いものが見つかるかと思います。ここでは、普通の工具店で扱っていない0.6mmという極細の、日本人の職人が仕上げたプロ仕様ものだけを扱います)
s-Yasuri-2.jpg

お取り扱いについてのお願い: ナットやブリッジの溝を削るのは初めての場合はこわいですし、失敗するとかえって大きな修理調整が必要になります。どうぞお客様の責任で、慎重に作業してください。
ポイントとしては、下記にご留意いただきますようにおすすめいたします
 1.使う予定の弦の太さにできるだけあわせる(ルーペで見るという方もいらっしゃいます)
 2.溝の端の部分は、大きな弧にならないように(←はじめてですとこうなりがち)
    弦の振動する側の両端が、はっきりと際立つように
 3.一方で、溝の端が極端にとがるとそこからささくれなどおきる原因にもなるので、角は少しだけ丸みをつける
 4.このやすりは極細なので、当然折れやすい。慎重なとりあつかいを
 5.やすりを使ったあとは、木の削りくずなどはふきとっておく
 6.やすりは二種(中目と油目)があるので、仕上げは油目で
 7.やすりで溝を仕上げた後は、カーボン、鉛筆の芯、蝋、石鹸など、普段お使いになる潤滑剤を塗布する

●仕様:
太さは先端部径が約0.6mm
全長140mm。目の部分40mm
目の粗さが二種類。注目と油目があります
GY-3 仕上げ用 油目: 25mm当たりの上目数128 gy3-03.jpg
GY-4 荒削り用 中目: 25mm当たりの上目数70 gy4-03.jpg

●お値段は、二本セットで3,600円、一本のみの場合は1,900円です

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

コメントする

コメントしてください

サイン・インを確認しました。 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

よくあるご質問