古楽器輸入販売・ムジカアンティカ湘南|チェンバロ、クラビコード、TOROガット弦、バロック弦楽器、バロック弓、19世紀ギター、バロックトランペットなど各種取扱

バロック弓入荷

2006/08/20
中国のShengda(シェンダ)社製のヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)用バロック弓が入荷しました。
最初のサンプルとして入手した一本がなかなか良かったので、以下の3モデルを発注しておいたものです。
3モデルに共通しているのは、全長72cm、ヘッドはバロック弓の特徴でもあるすらっと伸びた、いわゆる「パイク(かます)」形状。このヘッド形状はモダンなアックス型などに比べて立ち上がりがソフトになります。(と、理解しています(^^;;)

音も、レスポンスもそれぞれのモデルで微妙に違いますが、おそらく奏者の個人的な好みや演奏したい曲目によって選択は分かれるところではないかと思います。肝心の価格ですが、小売ベースで5万円を切るところで検討したいと思っています。興味のある方はぜひ試奏ご相談ください。
また、バス・ガンバ用以外の弓も発注検討しようと思っていますので、ご意見、ご要望のある方はぜひお聞かせください。

写真は上から2本がDB1、中2本がDB2、下2本がDB3です。


1.DB1 スネークウッドのシャフトとフロッグ。シャフトの反りがモダンボーに近い、シェンダ社のオリジナル。(最初に入手したサンプルと同じモデル。重さは69~70g。)
2.DB2 スネークウッドのシャフトとフロッグ。シャフトの反りを少なくして、オリジナルのバロック弓に近いシャフトのしなりを目指した特注仕様。反りが少ない分、シャフトが若干太めになり、少しだけ重くなっています。(74~75g)
3.DB3 ペルナンブコのシャフトと黒檀のフロッグ。上記のDB1,DB2と同種のデザイン形状ながら、シャフトにモダン弓と同じペルナンブコを使い、よりモダン弓の特性に近づけたもの。全体の重さは材の特性のために軽くなります。(61~62g)

【重心について】
結果として、全体の重心が微妙に変わりました。この3モデルの中ではDB2がもっともティップ(先端)側に近く、DB1がフロッグ(手元)側寄り。DB3がその中間です。(DB1とDB2で1cm前後の違いですが、それぞれ2本ずつの個体差を検証した限りではモデルによって上記の傾向がはっきりありました)


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