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ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)事始め

2006/05/10


宇田川先生のお宅にお邪魔してきました。今日で2回目。 最初の時にわたしていただいた16世紀のオルティスという人の書いたレセルカータ(4番)を、ほとんど我流でさらっていったのですが、先生はニコニコ(ニヤニヤ?)しながら最後まで聞いてくださいました。(もっとも、こちらは必死ですから、先生の表情までは見ていませんけど・笑)

「果敢に攻めてきましたね」というコメントいただきましたが、要は「もっと丁寧に弾きなさい」というご指導。
一つ一つの音、フレージングを考えながら弾くようにということで、最初の2小節を自分で考えながら音を作っていくというレッスンです。たった2小節なのに難しい。面白い!当分これで遊べ、いや、研鑽できそうです。
と思ったら、最後に、次はこの中からやさしそうなのを選んで弾いておいで、とわたしてくださったのがマレの曲集。。。  あの、私、初心者なんですけど(泣笑)
「曲を弾いたほうが楽しいでしょ」   。。。はい、それはそうです。次回どうなりますやら。

ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)は「アマチュアリズム」を標榜されるように永年の研鑽を積まなくても導入部は入りやすい、というのが経験としてよくわかりました。もちろん音楽的にはとんでもない演奏だとはいえ、いただいた課題になんとか取り組むことができ、なんとか音が出せる。バイオリンやチェロだとおそらくこうは行かないですね。なにしろ、弓を使って音楽を弾くというのはほとんど初めてというおじさんがやっているわけですから。でも、先生のレッスンは「そんなもんじゃないんだぞ。奥は深いんだぞ」ということを教えてくれます。

今回、OKいただいたので先生の楽器をご紹介しますね。例によって画像をクリックすると拡大画像ご覧いただけます。

最初はルネッサンス期のリラ・ダ・ガンバ。「あまり弾く機会がないんだ」ということで、弦が切れていました。二本ずつ五度調弦でいっしょに音を出す、伴奏用の楽器だそうです。
下の左は1720年ごろの作と思われるフレンチスタイル。右は1751年作のジャーマン。ヘッドがライオン(?)

下は普通のバス・ヴィオールよりも少し小ぶりな、イングリッシュタイプのリラ・ヴィオール。イギリスでとても普及したタイプのようです。日本人作家の方の作品。

僕も早く自分の楽器がほしいなぁ。。。




Nom様
初めまして。先日は、私のLivedoorのblogにコメントいただき、ありがとうございます!
早速、Nom様のHPを訪問させていただきました。
"草分的存在"って、やはり宇田川先生だったのですね。
お会いしたこともなければ、演奏会にすら伺ったことはないですが、私も大好きなダ・ガンバ奏者です。羨ましい~!!!
その他、Nom様blogのウィーンの風景なども懐かしく拝見させていただきました。音楽家をやっていた時期に、今は亡きイゾルデ・アールグリム女史に師事したことがあります。チェンバロの調律や保管方法は、オックスフォードのチェンバロ工房で学びました。
今では、すっかり遠のいてしまった世界ですが、会社が儲かったら、また2段鍵盤を手に入れたいと思っています。(今は、KAWAIのおもちゃのようなスピネットしか残っていません。)
Nom様ご所有のタスカン、素敵!!
そのうちお伺いしたいと思います。
Nom様のHPやblogもちょこちょこ覗かせて下さいませ。
では、また~。

mipomipo様 さっそくご訪問ありがとうございます。
そうですか、ぜひ拙宅のグルマン・タスカンも試奏してみてください。また、二段ではないですけどイタリアンの大型、小型もいいですよ。ヴィオールも始めましょうよ(笑) チェンバロについてはずいぶんお詳しいようですから、ヴィオール始められたら早いと思いますよ。バッソ・コンティヌオの弾き方などもぜひ教えてください。

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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